計算方法と根拠

算定の考え方

国土交通政策研究所の手引きでは、CO2 排出量を、燃料法(燃料使用量 × 排出係数)または燃費法(輸送距離 ÷ 燃費 × 排出係数)で求めます。このサイトは軽油だけを対象に、共同配送の前後それぞれの排出量を求めて差を出します。

軽油の排出係数

環境省の算定・報告・公表制度の排出係数一覧(2023 rev4)で、軽油は 1 kl あたり 2.62 t-CO2 です。これは 1 L あたり 2.62 kg-CO2 と同じです。

計算例

共同配送の前に 3,000 km を燃費 6 km/L で走ると軽油は 500 L で 1,310 kg、後に 2,000 km を燃費 5 km/L で走ると 400 L で 1,048 kg です。差の 262 kg(20%)が削減量で、1 か月分なら年間 12 回で 3.14 t になります。

使っている式

計算式
名前やっていること式
共同配送の前:軽油の使用量燃費法では走行距離を燃費で割り、燃料法では入力した使用量をそのまま使います。fuelB = if(method == 1, beforeKm / beforeEff, beforeFuel)
共同配送の後:軽油の使用量燃費法では走行距離を燃費で割り、燃料法では入力した使用量をそのまま使います。fuelA = if(method == 1, afterKm / afterEff, afterFuel)
共同配送の前の CO2 排出量軽油の使用量に排出係数(1 L あたり 2.62 kg)を掛けた量です。co2B = fuelB * efDiesel
共同配送の後の CO2 排出量軽油の使用量に排出係数(1 L あたり 2.62 kg)を掛けた量です。co2A = fuelA * efDiesel
CO2 削減量(この期間)(結果)共同配送の前の排出量から後の排出量を引いた量です。マイナスなら増えています。co2B - co2A
削減率(結果)削減量を共同配送の前の排出量で割った割合です。(co2B - co2A) / co2B * 100
年間の削減量(結果)この期間の削減量に年間の回数を掛け、トンに直した量です。(co2B - co2A) * times / 1000
共同配送の前の排出量(結果)この期間の排出量です。co2B
共同配送の後の排出量(結果)この期間の排出量です。co2A
軽油の削減量(結果)共同配送の前の使用量から後の使用量を引いた量です。fuelB - fuelA

式の記法: + - * / ^(べき乗)、かっこ、min / max / round / ceil / floor / pow / abs / sqrt、if(条件, 真のとき, 偽のとき)。round(x, 桁) は四捨五入、ceil は切り上げ、floor は切り捨てです。

設定値(定数)と出典

設定値と出典
項目値出典時点見直しの周期
軽油の CO2 排出係数(1 L あたり kg)2.62kg/L環境省 算定・報告・公表制度 算定方法・排出係数一覧(2023 rev4)の軽油の係数2026年10月27日環境省の排出係数一覧の改訂のたびに確認(次回見直し 2027年4月1日)

入力できる範囲

入力項目
項目範囲初期値
算定の方法燃費法(走行距離と燃費から) / 燃料法(燃料の使用量から)燃費法(走行距離と燃費から)
共同配送の前:走行距離(燃費法のとき)1〜1,000,000km3,000km
共同配送の前:燃費(燃費法のとき)0.1〜30km/L6km/L
共同配送の前:軽油の使用量(燃料法のとき)0.1〜1,000,000L500L
共同配送の後:走行距離(燃費法のとき)1〜1,000,000km2,000km
共同配送の後:燃費(燃費法のとき)0.1〜30km/L5km/L
共同配送の後:軽油の使用量(燃料法のとき)0.1〜1,000,000L400L
この期間が 1 年に何回あるか1〜365回12回

結果は、同じ条件なら本サイトのどのページでも同じ数字になります(ページの数字も、計算ツールも同じ計算の仕組みで出しています)。

ご利用にあたって

  • 軽油を使う車両だけの試算です。ガソリン車・他の燃料、トンキロ法、燃料の製造や輸送で出る CO2 は含めていません。
  • 共同配送の前後の走行距離・燃費・使用量は、実際の運行記録から入れてください。積載率や走行条件で変わる燃費の差は、入力した値に表れます。
  • 排出量の報告・第三者への開示に使う場合は、環境省・国土交通省の最新の算定方法と排出係数で確認してください。